ホステルの前の通り
クラクフで利用したホステルは朝食付きだったので、これ見よがしにいただきました。
旧市街の脇の川を眺めたりしながら(病んでないです)、バスターミナルに向かいます。
なにを隠そう本日はアウシュビッツの見学に行きます。
クラクフからは小さいバスが一時間に2本ほど出ており、所要二時間ほどです。
アウシュビッツといえば、誰もが歴史で習って知っているであろう大虐殺のあった負の遺産です。
このユダヤ人を迫害したことで有名なアウシュビッツの強制収容所ですが、
実はその近くにビルケナウという強制収容所もあり、そちらでも大量の虐殺が行われていました。
なお、アウシュビッツ~ビルケナウ間は無料のバスが出ています。
僕の場合は、アウシュビッツが夕方16:00以降からの入場でエントランスフィーがフリーになることを知っていたため、先にビルケナウに向かいました。
負の遺産を前に卑しさを全面に出していくスタンスです。
ビルケナウで最も有名な光景
トロッコを走らせるためのレールが敷地外から内にかけて伸びています。
敷地内から外に向けてレールを見る。
長すぎぃ
ビルケナウではこのレールのほか、毒ガスを注入して実際に虐殺が行われいた部屋などが見学できます。
15:20にアウシュビッツに帰ってきた私はすぐに無料の入場時間を求めて、整理券をもらいに行きます。
手に入れた入場時間
「18:20」
!!!!!!!!!
今日の晩のウクライナへの夜行バスの時間
「21:00」
崖っぷちとはこのことですね。
世の中、卑しい人ばっかりです。
どうしてもアウシュビッツは見学したいが、ウクライナでのバスも国境を跨ぐ移動のため、安くはない。(それでも一番安いチケットをとってます。(笑)のちのちトラブルが起こりましたが)
血迷った僕はもう一回ビルケナウに行きました。
だって時間が余ってるからね。笑
18:00前に再び戻ってきて並んでいました。
next!! 18:00
係員の人が言った瞬間に
18:00の整理券を持った人が一斉に進みます。
20分早いですが、僕も便乗して進んでみました。
入れました。笑
なんとかなるもんですね。
おかげさまで1時間はみる時間を確保できました
エントランスくぐってすぐ
アーチ部分にはアウシュビッツの文字が。
収容所内の雰囲気は心なしか殺伐としたように感じます。
敷地境界に用いてる素材が有刺鉄線というところがなんとも恐ろしいです。
さて、見学を終えて、19:00くらいのバスに乗り、なんとか夜行バスの時間に間に合いました。
が、間に合ったと思って乗車したのもつかの間、先に隣に座っていたおっさんが変な奴でずっと独り言でしゃべってる状況。
そしたら急にこっちを見て大声で
チノ!!!!(中国人め!!!)
腹立ったけど、関わったらあかんと思って無視する。
そのあと、バスが走りだしてからもずっと独り言を言い続けてたら、前の席のお兄ちゃんがブチ切れて、胸ぐらをつかみこづいてた。
それにも懲りず、独り言を言うので、次は後ろの席の兄ちゃんがしばきにかかる。
そこであることに気づく。
うわあ、このノリ、次、僕の番やん、、、
っていう不安は杞憂となり、そこで黙ってくれました。
静かにはなったものの、ポケットの中から大量のたばこの吸い殻を取り出して、手でこねくりかえしたりと気持ちの良いものではなかったです。
やはり、値段によって民度は出ますね。
どこを節約するかは考えものやなと改めて痛感しましたね。