めちゃくちゃ久しぶりの更新になっちゃいましたが、
ぼちぼちまた更新していきたいと思います。笑
今回、ちょっとしたご縁があって、
奈良県は五條市にある「ひろ岡」と言うお店にお伺いできました。
どうやら雑誌に取り上げられたらしく、
特にランチは1ヵ月2カ月先まで予約が満席との事なんですけれど、
今回ありがたいことに、普段から良くして頂いている社長に
お誘いいただきましてお伺いすることができました。
ちなみにお店の外観はこんな感じです。
五條市役所の真横にあって、
きっと役所の要人の方なんかが
いらっしゃってるんじゃないかなと予測しています。
店内はカウンターが10席と
通路を挟んでテーブルが8席分用意されています。
では早速コースの中身をご紹介していきます。
まず最初にお出ししていただいたのが、
初っ端からこれかって言うくらい贅沢なんですけれど
ウニとカニの茶碗蒸しです。
塩ポン酢を泡立てたものが添えられていて
これをカニに巻いて食べると、すごく風味が出ておいしかったです。
どんどんいきましょう。
鮎の押し寿司。
岐阜県で捕れた鮎を、
奈良県名物の柿の葉とともに、
関西の文化である押し寿司に仕立てた料理で、
上から降りかけられたゆずの香りがすごく良く漂っていました。
大根と鱧のお吸い物
明石でとれた活〆のアコウ(キジハタ)
冬のフグ・夏のアコウと言われるそうです。
恥ずかしながら、初めて口にしたんですが、噛み応えがあって、
白身魚の淡白な味の中にうま味が凝縮されていて、はまってしまいました。笑
次!!
アジに、国内自給率わずか5%しかないと言う
希少価値の高い金ごまを醤油•しそと和えたもの。
奈良県の地野菜の茄子と魚の女王キスの天ぷら
終盤に差し掛かったタイミングでお口直しと言うことで、
とうもろこしのゴールドラッシュとピュアホワイトを濾して
水と混ぜただけの飲み物をお出ししていただいたんですが
これが喉越しが良くすごく美味しくて飲みやすかったです。
ただ、お誘いいただいた八百屋の社長さんは、
使っているピュアホワイトが愛知県産だと聞いて、
なぜ北海道さんを使わないんだと言うふうに
プロならではの着眼点で見てらっしゃいました。笑
厳しい。笑
どうやら愛知県のピュアホワイトは
最近のピュアホワイト人気にあやかって作られ始めたばかりだそうで
やっぱりどうしても北海道産のピュアホワイトの甘みには勝てないそうです。
後半戦として、
まず最初に出てきたのはズッキーニの上に、
スズキの中でも沖の方にしか生息していない
しらスズキを蒸し焼きにして、おだしをかけたもの。
これもまたシンプルな味わいの中に、おだしの奥深さがあって
なんとも興味深いお味でした。
そして酒肴盛り合わせ。
左上から時計回りに、
空芯菜、あゆの骨せんべい、
毎年グランプリをとっている山本豆腐店の湯葉(山本豆腐店さんでは普段、湯葉は作られてないそうでひろ岡さんのためだけにおろしているそうです)、
ホタテ、そして真ん中にあるのが「蘇」と言うチーズで、
奈良県から約2000年前から作られている伝統的なもの。
牛乳を8時間濾して作っているそうです。
ちなみに、ホタテには、
高知県の田野屋塩二郎と言うお塩を添えているそうで
100グラム4500円もする超高級塩だそうです。
(違いは正直わからなかったです。笑)
そして締めに出てきたのがお待ちかねのお肉ですね。
これを楽しみにしていました!
こちらは、奈良県地元のブランド牛である
大和牛を使われているんですけれども、
この大和牛を育てているのが
奈良県の葛城市にある俵本さんと言う農家さんだそうで、
月に3日しか営業していないそう、、、
毎月、奈良県内で牛の評価を決める品評会があるんですけれど、
そこでグランプリを取ったチャンピオン牛の
イチボ(お尻の先端)のお肉だそうです。
マーブリング11
そんなお肉をお米とめかぶと一緒に書き込んで混ぜ込みご飯にしたもの。
なんとも贅沢な…
一杯目はそのまま食べて、
おかわりの時に山椒を振ってちょっと味変して食べる
というようなスタイルでした。
ほんとにお腹いっぱいだったんですけれど、美味しすぎてバクバク食べてしまいました。
今回伺ったのはお昼だったんですけれど、
特別に貸し切らせていただいて、
通常であれば夜に出されているディナーコースを
特別にお昼の時間帯に持ってきていただきました。
滅多にお伺いすることはできないでしょうが、
また、特別な日に是非訪れたい!
そう思える素敵なお店でした。